2023/06/06

家を建てるにあたって、窓を大きくしたり、たくさん付けたりしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。壁の面積に対して窓の面積が多い家は、室内に日光を取り込みやすく、明るく開放感があるというメリットがあります。その一方で、外部からの視線も届きやすくなることも考慮しなければなりません。実は家を建ててみたら、思いのほか外部からの視線が気になったということは珍しくありません。
また、当初は視線が気にならなかったとしても、後から隣家が建ってみたら、ちょうど視線が合ってしまう位置に窓が配置されてしまうことも考えられます。当然ながら、家を設計する段階で外部の環境を考慮して、快適に過ごせる窓の位置や種類を決めますが、実際にどれほど視線が気になるかは住んでみないと分からない部分も多いです。とは言え、既に家を建ててしまった場合、リフォームで窓の位置を変更することは容易ではありません。そこで、すぐに視線対策としてできることは、外から見えにくい効果のあるカーテンを取り付けることです。
家の構造上、カーテンを取り付けるのが難しい場所には、視線防止フィルムをガラスに直接貼り付けるのも良いでしょう。これらの視線対策は安価に手っ取り早く実行できますが、取り付け方によっては日光を遮ってしまったり、景観を損ねたりしてしまう恐れもあります。そこで、採光や仕上がりにもこだわりたい場合には、ガラス自体をすりガラスに変えてしまうのも有効です。最近では視線対策として見えにくさを強化したすりガラスもあるので、ニーズに合わせて選択することができます。