2023/06/09

いくら暖房を炊いても、窓付近は寒いと暖かい空気が冷めてしまいます。そのままでは冬場の暖房費も馬鹿にならないため、窓対策をすることをおすすめします。数ある窓対策の中でももっとも簡単でお手頃な価格で取りかかれる物としては、断熱シートを貼る方法です。これならシートさえ用意できれば、後は自分で施工することができます。
断熱シートがうまく作用すれば、ガラス面の結露防止やカビ対策にも一役買ってくれます。しかも夏には日差しを和らげるという、二度美味しい効果も期待できることもわかっています。ただし断熱シートで窓対策をする場合、貼る際の手間がかかるという難点があるのも事実です。慣れていない方だと時間もかかりますし、何より綺麗に貼れない可能性もあるでしょう。
できるだけ早く綺麗に貼りたい方には、その点で不満が出るかもしれません。また断熱シートを貼ることによって、ガラスにヒビが入ることもあるという情報もあります。これはワイヤー入りの窓ガラスでたまに起こる現象のようです。断熱シートの利用によるガラスの割れは、熱による膨張率が外側と内側で違ってしまうことで起こる現象です。
構造上避けられないことから、完全に防ぐことはできないとみるべきでしょう。こうした問題の対処法としては、該当するガラスで使用しないということしかできません。断熱シートに過剰な期待を寄せるのも禁物ですが、上手に利用すれば安価で一年中快適な空間を作り出すこともできます。まずは気軽な感覚で、限定的に試してみるといいかもしれません。